さとうきび酢 かけろまきび酢 もろみ酢
更新日2008.5.30

■きび酢 さとうきび酢
きび酢 さとうきび酢の製造は中国から約200年前杜氏が渡ってきて、酢作りの方法が伝えられたのが始まりといわれています。奄美大島加計呂麻島の独特の気候の中で永い間はぐくまれてきた「きび酢」。永い歴史を持つ黒砂糖造りと手造り醸造の砂糖きび酢は生活に欠かせない智恵として受け継がれ健康長寿の里を築いてきました。

■きび酢 さとうきび酢 の特徴
きび酢は、奄美大島加計呂麻島に伝わるお酢で、さとうきびだけを原料に、酵母菌と酢酸菌による自然発酵でできる天然醸造酢です。きび酢(さとうきび酢)の栄養成分として、ミネラル分が多くバランスよく含まれていますが、ナトリウムが少ないのが特徴です。またポリフェノールも豊富に含まれています。
■ もろみ酢
もろみ酢とは、沖縄の特産品である「泡盛」や焼酎のもろみからできた天然醸造酢です。泡盛は、醸造の際に黒麹菌が使用されているのが特徴です。 原料に麹菌を加え、さらに酵母で発酵させてからアルコール分を取り除いてできる「もろみ酢」には、その過程で生成されるクエン酸やアミノ酸を豊富に含んでいます。 一般の食酢は、酸味の主成分が酢酸なのに対し、もろみ酢は、クエン酸が主成分なので、刺激が少ない、さわやかな飲みやすい酸味が特徴です。 酢酸の刺すような酸味がなく、旨みを感じる理由は麹菌由来のクエン酸が圧倒的に多く含まれているからですが、 また、糖化したデンプン(ブドウ糖)が残っていること、米に含まれていたタンパク質が発酵菌の働きで細かな分子に切られて、多様なアミノ酸となっていることがもろみ酢の複雑な味わいを醸し出し、健康効果の一翼をも担っています。 沖縄では、もろみ酢を「かしじぇー」と呼び、沖縄料理などにも多く使われ、健康維持のために日常で広く取り入れられてきました。 もろみ酢の特徴は、その成分にクエン酸、アミノ酸を豊富に含んでいることです。 一般的にもろみ酢に含まれる成分には、疲れのもとの乳酸やビルビン酸の生成を抑え、疲労回復に有効であると言われています。その為、お酒を飲んだ後、悪酔いしにくく、さめるのの早くなりやすいといわれています。 さらに糖質・タンパク質・脂質全ての代謝が活発になるためもろみ酢はダイエット効果や美肌効果も期待できるようです



■ 黒酢
黒酢は発酵・熟成期間が1〜3年と、通常より長い時間をかけて作られた酢で、原材料は各種ありますが、日本では米や玄米を原料としたものが一般的です。特に鹿児島県のつぼ酢は日本の代表的な黒酢で、江戸時代から伝統的な製法で作られており、高い健康効果が認められています。つぼ酢はアマンつぼと呼ばれる陶器のつぼに七分づきの米と米麹、天然水を入れて仕抜み、半年ほどかけて発酵させ、半年間熟成させて作ります。その後さらに1〜2年の熟成期間を経て製品化されるものもあります。中国の黒酢、イタリアのバルサミコ酢なども黒酢の仲間です。そんな黒酢の中でも人気なのがバナナ黒酢です。バナナ酢ダイエットはテレビや雑誌で紹介されて以来クチコミで広がり、「バナナ酢の作り方」の本までもがベストセラーになるという一大ブームとなっています。バナナ酢の作り方は簡単なのですが、なかなか美味くできないのと保存に難点がありました。そこで、簡単にすぐに飲めるバナナ黒酢、バナナ酢をお奨めします。

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